キーワードは光・温度・空気。
実は日本酒には賞味期限は存在しません。
(こちらも別で詳しく記事にする予定です。)
今日、noteで書いた内容とも通じますが
こちらでは日本酒が変化する要因や原因について
もう少し掘り下げて書いてみようと思います。
日本酒を保管する時に変化を抑えるという意味で
大切な要素は【光・温度・空気】の3つです。
次にそれぞれについて、詳しく説明していきます。
日本酒が変化する原因<光>
日光や蛍光灯などの紫外線を
トリプトファンが分解されてできる「スカトール」
メチオニンが分解されてできる「メルカプタン」
トリプトファンはたんぱく質に含まれるアミノ酸
牛乳やチーズ 乳製品
納豆・白米・肉類
スカトール 別名・3-メチル-インドール
哺乳類の糞臭
メチオニンは硫黄を含んだアミノ酸
メルカプタンは玉ねぎやガスのにおい
気体、または揮発性の液体で特異の不快臭がある
日本酒が変化する原因<温度>
5℃~10℃
雪室 0℃ 湿度100%
新潟
日本酒が変化する原因<空気>
空気に触れることは良いのですが、空気に触れると劣化の速度も速まります。
そのため、日本酒の封を切ったら出来るだけ早めに飲むのがオススメです。
ただし、封を切っても冷蔵庫に入れれば1週間くらいは美味しく飲めますし、空気に触れた後の味の変化もあり、風味の違いをぜひ楽しんで頂きたいです。
10日以上経ってくると徐々に味わいに変化が出てきますので(飲めなくなる訳ではありません)
料理酒として、食材の雑味を無くしたり、風味を持たせたりと、役割を変えてあげるのも良いと思います。
あと、空気に触れさせる部分を少なくすれば良いので、たとえば1.8L(一升瓶)から、きれいに洗った小瓶に移して、冷蔵庫に入れるという方法を取るだけでも十分効果があります。