質問箱

Q1 美味しく日本酒を飲めるようになりたいです。

◆質問◆

美味しく日本酒を飲めるようになりたいと思っているのですが、今のところ、うまくいっていません。日本酒はどうやって(どんな場所で、どんな風に)飲むとよいのでしょうか。そもそも、飲み方としてはちびちび飲むものなんでしょうか?味というより香りを楽しむような感じでしょうか?

【日本酒の好み】
・スパークリング日本酒の澪や、甘い「ひめぜん」はおいしく飲めます。
・それ以外の日本酒については、実は、あまり味の違いがわかりません。
・安酒(大衆居酒屋に置いてあるオリジナルの安酒)よりも、ちょっと高いお酒の方がおいしいという風には思う。
・獺祭、八海山、14代、南部美人など飲んだことがあるけれど、どれが好きなのかあまり分からない。
・カラオケなどでは、サワーやカクテルを一杯飲んでも酔えないなあという不純な理由で、安い熱燗(2合)をちびちび飲むことがある。それはあまりおいしいと思って飲んではいない。
・お刺身や和食を頂くときには、美味しい日本酒を選んで飲みたい。以前、せっかくアワビを食べていたのにカルピスサワーを頼んでしまったときに、あまり合わないしなんだかもったいないことをしたような気になりました。

【日本酒以外のお酒の好み】
もともと好むお酒は基本フルーティーなもの。普段家で飲むことが多いのは、サングリア、缶チューハイ、海外のビールで、普段外で飲むことが多いのは、カクテルです。

◆回答

まず、私個人の持論ですが
「日本酒はもっと気軽に気楽にお手軽に楽しむもの!」
だと思っています。

料理で例えると、誰かが美味しい!と言っても
自分にとっては好みではないという事ありますよね。
同じように日本酒はこれが美味しい!というのはない
と、私は思っています。

大きく自分が好みの日本酒、あまり好みではない日本酒に
分かれると思いますが「美味しい」「美味しくない(まずい)」
という分類はできないものだと思います。

はい、ここから実際の質問に対してお答えします。

>日本酒はどうやって(どんな場所で、どんな風に)飲むとよいのでしょうか。

日本酒は自分が美味しい、好き、と思った飲み方が一番です。
ですから場所や飲み方にこだわる必要はないでしょう。

例えばこれは冷やして飲む方がいい!と言われる日本酒でも
少し温めるとまた違った味わいになったりするので、
実は自分はそちらの方が好みだと発見できたりします。
まずは、固定観念を取り払って、いろんな形に挑戦してみてください。

と言っても一人でいろいろ楽しむと言ってもわからないと思うので
後でこういう場所を選べばいいよという内容もお伝えしますね。

>そもそも、飲み方としてはちびちび飲むものなんでしょうか?味というより香りを楽しむような感じでしょうか?

これも人それぞれであり、好みもあるのですが、、、
私からは、やはりゆっくりと色や香りを味わいながら飲む事をお薦めします。

日本酒は長い長い時間をかけて、日本人ならではの古来からの醸造技術をもって
醸(かも)しだされるものです。
細かい事は理解する必要はありませんが、そんな事にも思いを馳せながら
飲んでもらえると日本酒も喜ぶと思います。

そして、グイグイ飲むという事は一気にアルコールが体に入る事になるので
悪酔いしたり、翌日にお酒が残る二日酔いの原因にもなります。
日本酒を飲む時は、間に必ず水を飲むようにしましょう。

日本酒を飲む時に飲む水を「和(やわ)らぎ水」と言います。
身体の中で急激にアルコール度数があがるのを防ぎ、緩やかに酔いが回る
お手伝いをしてくれると思ってください。
量は飲む日本酒の2倍ほどを飲む目安にするといいと思います。

そして、日本酒は味も香りもとても複雑なものが多いのです。
まず、グラスやお猪口に注いだ時にあがってくる香り、
口に含んだ時の香りや味わい、飲みこんで喉を通った時の香りや味わい
その後口に残る味わいや鼻を抜ける香り。
たくさん楽しめる要素があります。

時間が経ち空気に触れて、また香りや味わいが変化するものもあります。
そういうものを感じながら楽しむ為にも心持ちゆっくりと楽しんで
もらえると新しい発見があると思いますよ。

これを全て感じ分けて、言葉にする必要はありません。
「あ、この感じ好きかも!」を覚えておくのです。
そして、それを基準としてその時に飲んだ日本酒を
お店で伝えるといいと思います。

【日本酒の好み】や【日本酒以外のお酒の好み】を拝見すると
やや甘めでフルーティなものが好みなのかなと感じます。
今は低アルコールや、シュワシュワと発泡するまるでシャンパンのような
日本酒もたくさん発売されています。

獺祭、八海山、14代、南部美人、どれも素晴らしい日本酒だと思います。
ただ、同じ銘柄でも何種類もあって味わいも香りも違うんですよね。
だから、前にこれが自分が好き!と思ったので、別のお店で飲むと全然違った
という事はよくあることです。

それは、同じ銘柄であっても全く違う日本酒だった可能性と
お店での保管状況や提供の仕方の違いなども関わる事があります。

じゃあ、どうすればいいの???ですよね。
まずは、日本酒をしっかりと扱っているお店を見つけましょう。

例えば安酒やカラオケで飲む熱燗などは、一般的に価格を抑える為に
あまり品質のいいものを扱っている可能性は低いです。

日本酒を置いてある数や種類よりも、そのお店がどうやって日本酒を
扱っているかという方が問題です。
今はここ数年の日本酒ブームにより、ネットや雑誌などでも様々な
日本酒を扱うお店が紹介されています。

賛否両論ありますが、低価格で日本酒飲み放題のお店もできてきました。
一人でも居酒屋などに入るのに、抵抗がないのであればまずは気軽に
日本酒専門のちょっとお洒落な立ち飲みバーのようなところで
お薦めの日本酒をいくつか出してもらうというのもいいかもしれませんね。