今日は2月4日、立春です。
昨日は、立春の前日で節分。
節分の恵方呑みについては調べてnoteに書いてみました。
実は年に4回ある節分とは?
「節分」とは「季節を分ける」という意味があり
春夏秋冬、それぞれに始まりの日が決められています。
・春は「立春(りっしゅん)」
・夏は「立夏(りっか)」
・秋は「立秋(りっしゅう)」
・冬は「立冬(りっとう)」
そして、この春夏秋冬が始まる前の日を「節分」と呼ぶのです。
年に4回ある節分ですが、江戸時代からは立春の前日を
特に重視して『節分』と呼んでいます。
だから、節分と言えば2月と思っている人も多いのでは?
何をかくそう、私自身もそうでしたから(笑)
立春が2月4日から変わる時が来る!?
実は立春が2月4日で固定なのは、2020年までです。
そもそも『立春』の日付けは何で決まっているか?
答えは『冬至』と『春分』の中間の日です。
冬至 | 一年の中で一番日照時間(昼)が短い日のこと。 |
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立春 | 冬至と春分のちょうど真ん中の日。 |
春分 | 昼と夜の長さがほぼ同じになる日。この日以降、昼が長くなる。 |
冬至と春分の日が決まれば、立春の日も決まるわけです。
では、次に冬至と春分はどうやって決めているのでしょう?
それは、二十四説気(にじゅうしせっき)によって決められています。
二十四節気は一年を太陽の動きによって二十四の気に分け、
季節を表す言葉をつけたもの。
立春・立夏・立秋・立冬もこの中に含まれます。
が、二十四節気はもともと古来中国で定められたものなので
現在使われているグレゴリオ歴(新暦)にあてはめようとすると
微妙に日付のズレが生じてしまいます。
グレゴリオ暦(新暦)は一年が365.2425日。
そのズレを調整する為に、四年に一度閏(うるう)年があります。
「立春」は閏(うるう)年の2月29日よりも前にあるので
2月4日を中心に最大1日ズレる可能性があるのです。
立春朝搾りとは?
冒頭にも書きましたが今日は「立春」。
全国のあちこちの蔵元で『立春朝搾り』のイベントを見かけます。
そもそも、どういうことをしているのでしょうか?
立春の朝に搾りあがったばかりのお酒をその日のうちにお届けする。
※日本名門酒会のHPより引用
全国の全ての酒蔵で行っているわけではありませんが
数多くの蔵元が毎年行っています。
また、立春の朝にちょうど良い状態で搾れるようにする為に
杜氏をはじめとした蔵人達も大変苦労しているようです。
そして、その日のうちにお店も持ち帰る為に酒屋さん達も
あちこちから蔵元へ向かってます。
その様子がTwitterでも「#立春朝搾り」というハッシュタグで
続々とあがってきていますのでご覧ください。
日本酒は季節を感じ、楽しめるお酒。
昨日・今日の
◆節分・恵方呑み
◆立春朝搾り
だけでなく、日本酒には四季に応じた様々な楽しみ方があります。
例えば、近いところでいうと雪見酒や花見酒でしょうか?
月見酒もありますね。
そもそも日本酒は祭り・祀り(まつり)の時に神様にお供えし
そのお下がりを頂くことで神との親密を願ったという説があります。
それくらい昔は日本人とのかかわりが深かった日本酒。
今の世代にももっと気軽に楽しんでもらいたいですね。